建設現場での大発見?! 解体工事中にアスベストが見つかったらどうなるの?
2025/09/11
こんにちは!ブログ担当Mです。
先日、愛知県みよし市で開始を予定していた解体工事が、開始日程を一度白紙にすることになりました。理由は、アスベストが建物から見つかったからです。今回は「解体工事の予定が急に変更に…」という、建設現場では時々起こりうる事例について書きたいと思います。
アスベストは、かつて建物の断熱材や耐火材として広く使われていた天然の鉱物繊維で、「石綿(いしわた)」とも呼ばれます。空気中に飛散したアスベストの繊維を吸い込むと、健康被害を引き起こす可能性があるため、現在では使用が原則禁止されています。
このような危険な物質が見つかった場合、工事はどのように進むのでしょうか?今回はその流れを簡単にご説明します。
アスベストが見つかった場合の工事の流れ
アスベストは非常に危険なため、見つかった場合は国が定めた厳しいルールに従って作業を進める必要があります。
1. 緊急停止と報告
まず、アスベストが見つかった時点で、解体工事はただちに中断されます。その後、元請け会社や専門業者が、自治体や労働基準監督署などに状況を報告し、指示を仰ぎます。この報告義務は法律で定められており、厳守されます。
2. アスベストのレベル調査
次に、見つかったアスベストがどの程度の危険度を持つか、専門の業者が詳しく調査します。アスベストは飛散性の高さによってレベル1からレベル3に分類され、それぞれ対応する除去方法が異なります。
レベル1: 飛散性が非常に高い(例:吹き付けアスベスト)
レベル2: 飛散性が高い(例:保温材、断熱材)
レベル3: 比較的飛散性が低い(例:ビニル床タイル、スレート板)
3. 専門業者による除去計画と作業
アスベストのレベルが確定したら、アスベスト除去の専門業者が詳細な作業計画を立てます。この計画には、作業員の安全確保(防護服やマスクの着用など)、周辺への飛散防止策(養生シートでの密閉など)、そして除去したアスベストの適切な処理方法などが含まれます。
そして、近隣住民の方々への説明や、関係官庁への届出を済ませた上で、ようやくアスベスト除去作業が始まります。この作業は、専門知識と経験がなければできない非常に重要な工程です。
4. 安全確認と解体再開
アスベストの除去が完了した後は、専門の機関が現場の空気をサンプリングし、アスベストが完全に除去され、安全な状態になったことを確認します。この確認が取れて初めて、もともと予定していた建物の解体工事を再開することができます。


