システム障害は他人事じゃない!自販機のお詫びが語る、“当たり前”のありがたみ
2025/10/29
「炭酸水効果」(SDGsイベントでの発表)にも影響が
写真の通り、アサヒ飲料さんからの「システム障害による、一部商品の供給遅延」に関するお詫びの文章です。
システム障害(サイバー攻撃)のニュースが報じられた当初、「アサヒビールの障害」と思っていたのですが、張り紙の通り、飲料全般に影響が出ていることがわかりました。この問題は単なる「飲み物が買えない」以上の意味を持つと感じています。
以前、私はブログで「SDGs AICHI EXPO」で発表された、アサヒ飲料さんと大阪公立大学・水野先生の『炭酸水の抗疲労効果』に関する共同研究をご紹介しました。
水野先生の研究では、炭酸水、特に強炭酸水が、血行を促進し疲労物質の除去を助けたり、集中力が求められる活動後の認知疲労の回復を促進する可能性が示唆されています。現場で体力・気力を使う作業員さんにとって、疲労回復につながる飲料は、まさに「職場の健康を支えるインフラ」そのものです。
「炭酸水が健康に良い」という知識があっても、それが手に入らなければ意味がありません。今回のシステム障害は、「手軽に、安定して」健康や安全を支えるインフラが滞っているという、より深刻な問題を示唆しているように感じました。
建設現場の「生命線」に直結する物流問題
建設現場の仕事は、重機オペレーター、作業員の方々をはじめ、身体を使う作業が非常に多く、水分・塩分補給は安全管理の最重要課題です。
現場の休憩室には、元請会社様が用意してくださった冷蔵庫 や電子レンジがありますが、その冷蔵庫に常備される飲料や、自販機の補充が滞ることは、現場のモチベーション低下だけでなく、熱中症や疲労による事故のリスクにも繋がりかねません。
たかが飲み物、されど飲み物。作業員の方々小さな楽しみや、一息つく瞬間の「美味しい!」という感情は、午後の作業への大切な活力です。その供給が途絶えることは、現場で働く私たち下請け業者にとっても、決して他人事ではないのです。
コピー機も自販機も。「見えないインフラ」のありがたみ
最近の経験から、私たち事務員は、「動くこと」の難しさを痛感しています。
①コピー機(物理的な機械): 故障すれば、修理業者さんを呼び、狭い事務所で家具を動かし、直れば安堵します。これは目に見えるトラブルと解決です。
②アサヒ飲料の物流(見えないシステム): こちらは、何千キロも離れた場所にあるITシステムが停止したことが、私たちの目の前の自販機に影響を及ぼすという、「見えないインフラ」の脆さを示しています。
昨今、アスクルさんのサイバー攻撃のニュースなど、企業のシステムリスクに関する報道も増えています。現代社会では、物流、金融、情報、そして現場の休憩スペースの缶コーヒーに至るまで、すべてがITシステムという見えないインフラによって支えられているのです。このインフラが正常に動いてこそ、私たちの建設現場も、日常も、スムーズに機能するのだと、改めて気づかされました。


